【 ninko ouzou 個展 】Life is a series of layers／阿佐ヶ谷 RED CUBE GALLERY

阿佐ヶ谷の「RED CUBE GALLERY（レッド・キューブ・ギャラリー）」にてninko ouzou 個展「Life is a series of layers」が開催中です。会期は8月17日（木）～8月27日（日）です。

 

 

鮮烈な赤が際立っているDMです。今回の展示会場「RED CUBE GALLERY」を意識したものでしょう。

 

 

 

展示内容について

今回の展示タイトルは「Life is a series of layers」。

 

直訳すると、「人生は幾層にも重なっている」といった感じでしょうか。

 

ninko ouzouさんのメッセージは以下となります。

 

 

 

・　・　・

 

消したい過去、消えない過去、残しておきたい過去、美しい過去、忌まわしい過去など……誰もがさまざまな過去によって構成されています。そして、それぞれ自分なりに過去を背負い、過去にこだわり、過去を糧として未来へつなげていきます。

 

ouzouさんの「/改」シリーズは、そういった生きてきた証ともいえる記憶や記録のレイヤーが何層にも堆積されています。それは年輪や地層のようなものともいえるでしょう。

 

新しいレイヤーによって塗り潰されている部分、透過されて過去のカケラが息づいている部分など、見るほどに味わい深い世界が深化していきます。色や形のみならず、炙り出されたように判読できる文字の断片に共感する人もいることでしょう。

 

・　・　・

 

私がouzouさんの作品で注意深く確認しているのは、描かれた少女たちの「瞳」です。

 

左右の瞳は非常に対照的で、「憂いと歓び」「未来と過去」「カオスとコスモス」「愛情と悲しみ」「希望と絶望」など、少女たちの心情を映し出し、鮮やかな彩りを放っています。

 

また、少女たちの存在感の強さに見逃されがちですが、背景の深淵な描き込みも侮れません。多様な色彩や記号を駆使しているにもかかわらず、少女たちの存在を見事に引き立てています。

 

 

・　・　・

 

 

今回の展示で印象に残ったのは、メイン作品の少女たちが心なしか浄化されたように感じたことです。いつもに比べて軽やかなものが作品から伝わってきました。

 

もしかすると展示会場「RED CUBE GALLERY」の真っ赤な壁の影響（効果？）だったのかもしれません。

 

黒い額装のドローイングも印象的でした。赤と黒の組み合わせから生み出されるコントラストからは、華やかさや力強さが表出されていました。

 

赤壁での作品展示を見るチャンスはなかなかありませんので、お時間がある方はぜひ行かれてみてください。

 

 

 

展示詳細

ninko ouzou Solo Exhibition in summer
『 Life is a series of layers 』
会期：2023年08月17日（木）～08月27日（日）
時間：11:00〜20:30
休み：月曜
入場無料
ninko ouzou facebookページ：https://www.facebook.com/ninkoouzou.kemozou
しのブログ＝Today’s ouzou アメブロ：https://ameblo.jp/ninkoouzou/

会場：阿佐ヶ谷 RED CUBE GALLERY
住所： 東京都杉並区阿佐谷南3-34-9 2F
アクセス：JR中央線・総武線「阿佐ヶ谷駅」南口より徒歩約4分
※ 美容室「Lucky3349」の店内2階にある真っ赤なアートギャラリー。観覧の際は1F美容室スタッフにお声がけください。
インスタ：https://www.instagram.com/red_cube_gallery/
X（ツイッター）：https://twitter.com/redcubegallery_
ONLINE SHOP：https://redcubegallery.square.site

 

マップ：

↑画像を別画面で開くと拡大されます。

 

 

 

 

ninko ouzou プロフィール

◯ninko ouzou

大塚　忍
Artist Name：ninko ouzou
えがきびと／-Egakibito- 、アーティスト
愛知県生まれ　東京都在住

保育士、イラストレーターを経て2000年頃より作家活動開始。

主に女性、少女、キャラクターをモチーフとし えがく。時に抽象的。
現代に映し出される情景や
流してしまいがちな人間の感情を生きる為の表現として産み落とし、
それらを紡いでいき、活かす術へと繋げていく。
愛すべき大切な闘いの軌跡、生きる事を活かす為の表現活動。

 

 

◯『ハート･トゥ･アート』との関係

ninko ouzouさんが『ハート･トゥ･アート』に登場したのは、2016年4月開催の第13回『ハート･トゥ･アート』でした。ouzouさんの存在は20年以上前から存じ上げていましたが、出ていただくのは非常に遅いタイミングでした。

 

 

当時のブログ記事はこちらです。

 

 

さらに2017年、2018年にはハート企画『生命の壁画』にも協力していただき、10メートルの壁画を制作してくださいました。

 

当時のブログ記事はこちらです。

ninko ouzou さんによる「生命の壁画 」2018

 

 

ouzouさんが『生命の壁画』が完成させるまでの様子の映像です。

 

 

 

 

では、今回の展示の様子をご紹介します。

 

 

 

展示の様子

今回の展示画像は別画面で開くと拡大されます。

 

赤壁がインパクトある阿佐ヶ谷「RED CUBE GALLERY（レッド・キューブ・ギャラリー）」。

 

1階は美容室「Lucky3349」。1階奥の階段から2階へと進むとギャラリーが現れます。

 

ギャラリーのロゴがスタイリッシュ！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一点物の手描きTシャツが人気。

 

しっかりとした作品集も作られています。

 

以上

 

 

＜イベント＞ 2023年9月6日（水）「I.M.O.」が四谷で再始動！

2023年9月6日（水）、写真家・岩切等（I）、踊り子・牧瀬茜（M）、えがきびと・ninko ouzou（O）によるアートパフォーマンスユニット「I.M.O.」が再始動です！

 

タイトルは「雲の旅（Kumo no Tabi）」。そしてゲストにはギタリスト赤座 仁さんを迎えての公演です。

 

コロナもあり、しばらくお休みされていた「I.M.O.」の待ちに待ったパフォーマンスです。

 

↑画像を別画面で開くと拡大されます。

 

＜「I.M.O.」スペシャルパフォーマンス「雲の旅」＞
開催日時：
2023年9月6日（水）　19時30分開演（会場19時）

料金：
3,000円 ＋ ワンドリンク

会場：CON TON TON VIVO
住所：東京都新宿区舟町7番 舟町ビル 地下1階
電話番号：03-6274‐8383
アクセス：
東京メトロ丸ノ内線四谷三丁目下車。2番出口から四谷三丁目交差点に出て、消防署がある側を外苑東通り沿いに進むとすぐに見える「三角ビル」の地下1階。

マップ：https://www.contontonvivo.com/about

 

公演のご予約は、「CON TON TON VIVO」専用フォームよりお申し込みください。
https://www.contontonvivo.com/reservations

 

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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました！
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