活動日記 動画編集

iMovie編集をやりながら考えた動画編集のコツと作品の魅力〜ハート・トゥ・アート活動日記

投稿日:2017-11-15 更新日:

iMovie編集をやりながら考えた動画編集のコツと作品の魅力

 

動画編集はコツとルールさえ意識すれば簡単にできる?

詩人・久世孝臣とダンサー・森 政博による新感覚の二人芝居『僕とパンツとトンプソン』。11月19日、千葉「なんちゃってBar 庭」にて行われます。

直前ながら簡単な宣伝映像をiMovieで作ってみた。1分程度。かかった時間は4〜5時間程度。久しぶりのiMovie編集ということもあり、手間取ってしまった。

映像は保存など、余計なことに時間がとられてしまう。そんなときに動画編集や撮影に関するコツやルールについて考えてみた。せっかくなので、備忘録的に書き残すことにした。

 

まずは肝心の作品?はこちら。作品と呼べるのかかなり疑問だな。完成映像とした方がいいかも。

 

 

映像完成までの過程でのキモは、構成・シナリオ的な部分

まずは実際の映像制作の流れ。大雑把に説明すると、下記の3工程。

 

(1)構成・シナリオのイメージ作り

『僕とパンツとトンプソン』はシュールな設定の芝居。さらにダンサーの森さんさんが終始身体表現しているような流れ。そうなるとにぎやかで楽しいイメージとなるのだろうが、じつは森さんの抱えている悩み(課題?)などを内包したセンシティブな人間ドラマ。

さらに詩人である久世さんならではの繊細な言葉が散りばめられている。そして、ユニークな動きも盛り沢山。

なので、「厳かな冒頭→爽やかの中に切なさを漂わせる雰囲気」でまとめてみようと考えた。

構成・シナリオ部分は映像に限らず、やはりキモになる部分。

イメージはいろいろ思いつく。しかし、しっかり決め込んで、さらにシンプルにしておかないと後からの作業で無駄が増えてしまう。

 

(2)素材探し

ここからが問題。シナリオ的なイメージはできても、肝心の音素材のストックがゼロ。ロイヤリティーフリーの素材を検索するが、しっくりくるような音が見つからない。この部分にけっこう時間を費やした。

動画編集を短縮させるためには音をどれだけ把握しているかがカギになる。紙やウェブ系ならば膨大の素材リストが脳内に格納されているが、音は全然ダメ。今回はとくにピンとくるのを探し当てるのに時間がかかってしまった。

パパッと見つけることができれば、合わせてフリー素材の映像も検索するところだが、そんな余裕はなかった。

厳かな冒頭は黒バックに白文字オンリーで「静的」に、後半は動画を切り貼りして「動的」にすることに。

あとはiphoneで撮影した動画で動きのありそうな部分を直感的にセレクト。動きばかりになるとダンサー寄りになってしまうので、象徴的な久世さんの言葉を映像から音だけ抽出して加えることにした。

これで素材はオッケー。

 

(3)編集
編集は「前半2.5割&後半7.5割」で作ろうとしたが、音素材の関係と制作時間の関係で「前半4割&後半6割」程度になってしまった。本来は1分半程度にしたかったし、個人的には物足りない印象になってしまったが、これは仕方なし。

 

 

動画編集のコツとルール

動画編集はたまにしかやらないから、いつも「ああ、こうしておけば良かったよな……」と思ってしまう。操作も思い出しながら、編集のコツも思い出しながら、さらに撮影のルールも後悔しながらの作業になる。

今後はそれを減らすためにも思い出したコツとルールを箇条書きにしておく。

<編集のコツ>
・緩急をつける&印象的なカットイン挿入。
・できれば文字にこだわる。
・伝えたい部分を明確にする。
・シンプルな宣伝映像ならば1分45秒、長めで3分弱が妥当か。
・内容は欲張らずにシンプルに。
・タイプにもよるが、音中心に組み立てた方がまとまる。
・使うかどうか迷った映像はバッサリ切り捨てる。
・映像エフェクトで変化をつける。
・音のバランスを意識する。

 

<撮影(素材集め)のコツ>
・撮影中にカメラは動かすな。
・撮影は1カット、10〜20秒程度にする。
・音声は別に録音するのがベスト。
・本来は撮影前にシナリオ作りをすべき。
・撮影の位置や角度は変化をもたせる。

 

こんなところかな。要するに最初にシナリオとか絵コンテ作っておけばラクチンなんだよね。

 

 

「作品」としての映像を作る場合、もっとも意識すべき重要なこと

冒頭にも書いたけど、作品と呼べるのかどうかかなり疑問の仕上がり。

宣伝映像だし……とか思っているようだとダメだよね。

もちろん宣伝のために作っているからダメではないけど。

できれば、もっと深化した「作品」を作りたいよね。

やはりオリジナリティとか、自分なりのアートの考え方を盛り込んでこそ「作品」になるのは明白。

いまどき小学生だって見事な映像を作ってしまう時代。テクノロジーの進歩はすさまじい。

どう考えても見たこともないような映像の片鱗とか、驚かしたり感動してもらうギミックとか、「なにか」が必要。

その「なにか」が盛り込めないのは情けないところ。

もちろんiMovieでの映像編集には限界があるけど、その限界をひょいと乗り越えることができた人だけが生き残っていくんだろうなぁ。。。なんて思ったり。

オレができるとすれば、撮り方なんだろうなぁ。。。なんて漠然と思ったりするけど。

残念ながら今回も、今後も、自分の映像編集のスタイルは大きく変わらないだろうと思いつつ、そんなことでアート活動しているって言えるのか? なんて思ったりする深夜2時50分。

 

では、最後に! 2017年11月19日(日)、『僕とパンツとトンプソン』公演、よろしくお願いいたします。

詳細やチケットは特設ページからチェックしてみてください。
http://www.heart-to-art.net/kuze_thompson.html

 

以上!

 

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今回の記事は以上となります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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