展示紹介

【西牧喜文展】銀座K’s Gallery/2022年05月09日〜05月14日

投稿日:2022-05-13 更新日:

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。展示紹介です。

 



 

【西牧喜文展】銀座K’s Gallery/2022年05月09日〜05月14日

まずはDMからご紹介。

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

◯展示会タイトル

『西牧喜文展』

 

 

◯会場

銀座K’s Gallery

 

 

◯展示期間・時間・休みなど

期間:2022年05月09日(月)~05月14日(土)
時間:12:00~19:00 ※金曜は20:00、土曜は11:30〜17:00
入場料:無料
展示詳細サイト:http://ks-g.main.jp/exhibition/20220509/index.shtml

 

 

◯作家プロフィール

1961年 長野県上田市生まれ
1985年 東京芸術大学日本画科卒業
1985年~2000年頃まで 日本画公募展創画会出品
2012・16年 ギャラリーれがろグループ展
2017年 ギャラリーれがろ個展
2018年 自由美術初出品、以後出品
2019・20・21年 K‘sギャラリーグループ展
2022年 K‘sギャラリー個展
自由美術会員(2018年より)

 

 

◯会場アクセス

住所:東京都中央区銀座1-13-4 大和銀座一ビル6F
電話:03-5159-0809
公式サイト:http://ks-g.main.jp/

アクセス:東京メトロ「銀座一丁目駅」10番出口より徒歩約3分ほか
http://ks-g.main.jp/information.html

 

 

 

西牧喜文展の様子

かつては日本画をやられていた西牧さん。大学卒業後は風景を中心に描かれていたそうです。しかし、だんだんと絵を崩していくうちに中途半端になり、次第に行き詰まりを感じるようになりました。

 

長い表現活動の中ではスランプに陥ってしまうことは当然です。しかし、西牧さんにとってそれは変化の過程の中での生みの苦しみと呼べるような生易しいものではなく、かなり深刻なものだったようです。

 

そんなときに出会ったのが、自由美術(注1)、そして師となる存在でした。

 

運命的な出会いを経て、思うように描けなくなった呪縛から解放された西牧さんは、「いまは全力を尽くすのみですよ」と晴れやかに話してくださいました。

 

では、展示の様子を何点か。

 

 

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

作品には「remains」「relic」などのタイトルが付けられていました。意味はそれぞれ「遺跡」「遺物」といった意味があります。ご自身が “ シミ ” や “ 剥落 ” といったものが好きという想いが込められています。

 

作品からは非常に奥行きを感じさせられました。

 

 

「ぺったんこになっちゃうとボツかな」

 

 

岩絵の具やアクリルを実験的な技法で塗り重ねることで、粒子の姿が生地に自然に浮かび上がってきています。そして、その粒子の滲みが心地よいゆらぎを生み出しています。

 

 

さまざまな技法を取り入れている理由を伺ってみると……「それはもう、打倒!師匠ですよ。負けてたまるかでやるんです」と顔をほころばせた西牧さん。新しい表現を絵に加え、もっともっと表現の幅を広げたいという瑞々しい挑戦心が伝わってきました。

 

 

「この緑は自分で調合してペットボトルに入れてあるんですよ。塗り重ねていくと、キレイに暗くなってくれるんです。ごく普通のアクリル絵の具を調合したものなんですけどね」。

 

個人的に気になった独特の空気感を放っている緑色の作品について伺うと、お気に入りのアクリルで描かれたものでした。

 

 

・ ・ ・

 

 

今回の展示ではタテ型の作品が目立っていましたが、ご本人としても新しいスタイルだったようです。その結果、「絵そのものは変わりませんが、心境として違うものを入れたくなった」となり、「remains」「relic」といった作品タイトルから離れて、「sanga」と名付けました。しかし、いざ展示が始まると「sankaの方が良かったかもしれない」とおっしゃっていました。

 

 

絵描きとしてのキャリアは非常に長いにも関わらず、今回の個展は実質的に2回目だという西牧さん。今回の個展は大きな変化のきっかけになっているのでしょう。

 

 

【西牧喜文展】銀座K's Gallery/2022年05月09日〜05月14日

 

「つぎはここで横長に並べる展示をやってみたいですね」。

 

どうやらすでに次回の構想がふつふつと湧き上がっているようです。どのような広がりのある空間になるのか、3回目の個展が楽しみでなりません。

 

では!

 

(注1)自由美術協会は、作品の傾向、年齢、キャリア、性別、あらゆる制約を超えて、今を鮮明に生きんとする者たちが、リアリティとオリジナリティを求め続ける集合体。1926年に前身となる「一九三〇年協会」が創立され、1937年に正式に「自由美術家協会」が創立。その後、1964年に「自由美術協会」と会の名称を改めて現在に至る。公式サイト:http://jiyubijutsu.org/

 

 

 

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今回の記事は以上となります。
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