6月13日(金)よりゲリラ展示『不和のアート 芸術と民主主義vol.3』展がスタートしました。展示やパフォーマンス、ディスカッション、ワークショップなどを通して「民主主義の危機とアートの関係」を深めていく内容です。2022年、2024年に続き3回目の開催となります。
フライヤー画像には「DISSENT !!(反対するという決意表明)」という激しい言葉が刻まれています。
折しも13日にはイランの首都テヘランでイスラエル軍による空爆が行われ、11日にはパレスチナ自治区ガザの保健当局から2023年10月の戦闘開始以来の死者数が5万5104人に達したと発表されたばかり。
主催は東京藝術⼤学東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科「毛利嘉孝研究室」と「清水知子研究室」。深まる危機的状況において、はたしてアートは何ができるのか。芸術の最先端である場で何が提示されるのか。非常に興味深いものがあります。
目次
『不和のアート:芸術と民主主義 vol. 3 (The Arts of Dissent: Art and Democracy vol. 3)』展示詳細
ゲリラ展示という形でわずか3日間のみの開催です。
『不和のアート:芸術と民主主義 vol. 3 』
開催日:2025年6月13日(金)〜6月15日(日)
時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
観覧料:無料
会場:東京藝術大学大学美術館 陳列館(上野公園12-8)
アクセス:JR線「上野駅」公園口、東京メトロ「千代田線・根津駅」1番出口より徒歩約10分ほか
問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
マップ:
陳列館は芸大アートプラザに隣接した赤いスクラッチタイルが印象的な昭和4年5月竣工の歴史的建物です。念のため、全体マップと陳列館マップ、建物の画像を貼っておきます。
公式案内サイト:https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2025/06/the-arts-of-dissent-vol3.html
◯展示作家
展示は5人の作家によるものです。判読しにくいですが、プロフィール画像をご覧になってください。
アメル・ナーセル
ピオトル・ブヤック
キム・ソンウン
イリヤ・イェラシェビッチ
中島りか
◯イベント
内容については、公式サイト(https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2025/06/the-arts-of-dissent-vol3.html)をご覧になってください。
・6月14日(土)14:00〜15:30
「蜂起・暴力・テクノロジー」
ゲスト:中島りか/アレクサンドル・タルバ/長尾優希/清水知子
・6月14日(土)16:00〜18:00
「《ガザ》のあとで、それでもなお、人間として生き続けるために」
ゲスト:国境なき朗読者たち(金子森/岡真理)
・6月15日(日)11:30〜13:00
「Body Printer」
ゲスト:Watermelon Alliance
・6月15日(日)13:30〜15:00
「魔女のアクティビズムー吟遊詩人たちのスペキュラティブ・ファビュレーション」
ゲスト:中島りか/円香(現代魔女)
・6月15日(日)16:00〜18:00
「《25番目の時間》上映会 / アーティスト対話」
ゲスト:キム・ソンウン
参加作家について
公式サイトには作家さんの情報が載っておりませんので、手がかりになる情報を載せておきます。もし間違いがありましたらご指摘ください。
◯アメル・ナーセル
ガザの「いま」を写真や映像で伝える写真家。インスタとXのリンク、以前にナーセルさんの展示『GAZA.SIGNAL OF LIFE』に関する簡単な紹介ブログを投稿していますので、下記リンクをご覧になってください。
https://www.instagram.com/gaza.signaloflifejp/
https://www.heart-to-art.net/BLOG/art-exhibit2025-0401-gaza-signal
◯ピオトル・ブヤック
ポーランド出身の学際的アーティスト、独立研究者。2025年4月に行われた個展「BLACK AND WHITE(ブラック・アンド・ホワイト)」の紹介ページを貼っておきます。
◯キム・ソンウン
2013年より済州島カンジョン村に通い、記録を続けてきた映像作家。今回は『25番目の時間(The Memory of the 25th Hour)』を上映。映画の紹介ページを貼っておきます。
http://www.seunkim.com/25th.html
https://hackersanddesigners.nl/the-memory-of-the-25th-hour-en
https://mubi.com/en/jp/films/the-memory-of-the-25th-hour
◯イリヤ・イェラシェビッチ
ベラルーシ人で東京芸術大の大学院に在籍し、日本画を専攻する画家。インスタを貼っておきます。
https://www.instagram.com/jerasevic/
◯中島りか
ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ在学中より制作発表を行い、2018年に卒業。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科を2023年に修了。インスタと公式サイトを貼っておきます。
https://www.instagram.com/rikaonair/
https://www.rikanakashima.com/
◯アレクサンドル・タルバ
カビール系のフランス人・アルジェリア人の研究者・キュレーター。パリ第8大学にて博士号(美学)を取得、東京大学総合文化研究科超域文化専攻表象文化論研究室の客員研究員。2023年5月に東京で設立された芸術的・政治的団体「ゲバルト団体」のメンバー。ゲバルト団体の公式サイトと2021年に行われた展示「バーチャルの具体性」の展示紹介を貼っておきます。
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/what-we-do/support/program/51166/
◯長尾優希
東京藝術大学大学院 国際芸術創造研究科。おそらく本人のXだと思われるアカウントを貼っておきます。
◯清水知子
日本のメディア研究者・文化理論家。 専門は、文化理論・メディア文化論。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。研究室のリンクを貼っておきます。
https://www.shimizu.geidai.ac.jp/
◯国境なき朗読者たち(金子森/岡真理)
平和を目指す朗読集団。京都の大学生と市民の有志から成る劇団。公式サイトを貼っておきます。
https://readers-without-borders.org/
◯Watermelon Alliance
早稲田キャンパスにて「パレスチナを読む」企画を毎週水曜日に開催。昼休みXとインスタのアカウントを貼っておきます。
https://www.instagram.com/watermelon.alliance/
◯円香(現代魔女)
魔女。南カリフォルニア大学Jaunt VR LabにてInteractive Animation、VR/XRを滞在研究。西海岸の魔女カヴンにて現代魔女宗をフィールドワーク、WitchcraftやModernPrimitiveの実践を行なう。未来魔女会議主宰。Xのアカウントとインタビュー記事を貼っておきます。
https://fin.miraiteiban.jp/witch/
https://wired.jp/2020/11/29/witchcraft-madoka/
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