展示紹介

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの40歳記念個展『SINCE 1978~Born in 1978 year old memorial festeival~』〜信濃町「アートコンプレックスセンター(ACT)」

投稿日:2018-01-31 更新日:

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気になっているけど行けないままの展示が多すぎます。2018年のチャレンジ企画として「アート展示情報&投稿情報」ページを作りました。行けるかどうかわからないけど、気になる展示などを紹介します。場合によっては自分なりの視点で掘り下げて紹介します。作家さんの思惑とは違う紹介になるでしょうが、それもまた一興かと。
視野を広げたいので、掲載依頼もお待ちしてます。タイミングが合えば取材に行くかも? よかったらお使いください。もちろん無料です。
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『ハート・トゥ・アート』渡辺(@heart__to__art)です。また強烈寒波がやってくるみたいですね。気象庁のサイトを見てみると、2月いっぱいは続くみたいです。ブルブルブルル。

 

少年の心を持ち続けるピュアなエネルギーが伊藤雅史さんの魅力

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの40歳記念個展『SINCE 1978~Born in 1978 year old memorial festeival~』〜信濃町「アートコンプレックスセンター(ACT)」

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの節目となる個展、滑り込みで行ってきました。

 

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの40歳記念個展『SINCE 1978~Born in 1978 year old memorial festeival~』〜信濃町「アートコンプレックスセンター(ACT)」

 

前にもどっかで書いていますが、伊藤さんと初めて出会ったのは、江古田の「フライングティーポット」。いつだったのかは完全に忘れてしまいましたが、彼が20代後半の頃でしょう。

「どうして移動マッサージっていうの?」と、ベタの質問をしたのが最初の会話だったような気がします。

その後、活躍情報は自然と耳に入ってくる存在でした。それだけ注目されたり、嫉妬されていたってことでしょう。

とにもかくにも40歳ですか。facebookを見ると「50歳記念は日本武道館(…ぐらいの所)還暦記念には東京ドーム(…ぐらいの所)でやれるように頑張っていきたいと思います!」と書かれていました。

こういった10代のようなスピリットを持ち続けているところが伊藤さんの魅力でもあります。

 

 

制作に寄り添い、記録をとり続ける偉大な存在、Daemonさん

会場には昔の活動の様子写真も多数展示されていました。

 

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの40歳記念個展『SINCE 1978~Born in 1978 year old memorial festeival~』〜信濃町「アートコンプレックスセンター(ACT)」

 

撮影している方は、Daemonさん。2006年くらいから撮り続けているようです。こういったサポート的な存在がいるってことは素晴らしいですよね。

シッカリ活動を続けている人は、やっぱりシッカリとアーカイブをまとめている人が多いです。なかなか一人ではキープしにくい地道な作業ですが、大事なことです。

実際、記録となると作家さん一人では手が回らないのが現状でしょう。かといって誰かに頼むにしてもお金がかかるし……みたいな問題があると思います。でも、お金のかわりに作品を一枚提供するとか、なにかしらの策を考えて、誰かにやってもらった方がいいでしょう。

そんなことを書いている私もアーカイブをまとめてないから説得力ないんですけどね。いや、以前はまとめていたんですが、PCぶっ壊れて昔のスキャンデータなどが全部ふっとんで意欲をなくしてのがいけなかったです。バックアップは大切ですし、そこから立て直すことも必要ですね。

 

 

なぜか「ラスコーの洞窟壁画」をイメージさせる伊藤さんの作品

 

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの40歳記念個展『SINCE 1978~Born in 1978 year old memorial festeival~』〜信濃町「アートコンプレックスセンター(ACT)」

 

これはビックリマン風のプリズムシール。昔の職場仲間からのプレゼント。バースデーケーキは、愛の戦士ヘッドロココの絵が描かれたものだったようです。これは嬉しかったでしょうね。喜んだ顔が目に浮かびます。

このシール横には第五部ジョジョに出てくるミスタのフィギュアも置かれていました。

伊藤さんと話していると絵の話ではなく、キン肉マンとかユニコーンの話になることが多いんですが、話しているイキイキとしたピュアなエネルギーが絵にも溢れ出ています。

なにも根拠はないんですが、伊藤さんの絵を見ていると、なぜかラスコーの洞窟壁画が頭に浮かびます。

クロマニョン人たちがどんな意識で壁画を描いたかは知るよしもありませんが、その意識の原点は自分たちが心から楽しむ部分だったことは間違いないでしょう。

伊藤さんは制作する上で苦しんでいる部分も多いでしょうし、やはり売れる売れないはかなり意識していると思いますが、観ている側としては純粋に絵を描くことを楽しんでいるように感じられます。そんな勝手な推測がラスコーの洞窟壁画を思い起こさせるんだと私自身は解釈しています。

なので、伊藤さんの絵は暗い洞窟みたいな場所で絵にだけスポットを当てて展示したらカッコイイだろうなぁ・・・なんて思ったりもします。

伊藤さんはハートにも出てもらったことがあって、高さ5メートルの暗幕で囲んだ「塔」のような空間に展示をしてもらおうとしましたが、それはちょっと思ったようにはいきませんでした。私の練り込み不足でした。また練り込んでチャレンジしたいと思います。

他にも「こんな展示したら面白いだろうな」みたいに思わせる作家さんなんですが、そう思わせる理由は彼のピュアな部分に触発されているからだと思います。

 

 



 

 

キャラクターの語源は「彫る」「刻印する道具」を意味するギリシャ語

作品はパッと見だとキャラクターです。しかし、私的にはキャラクター然していない印象です。

キャラクターの語源について調べてみると、語源はギリシア語で、彫り刻み込んでいく意味があるそうです。

そこから考えると、極彩色でビックリマンシール的なキャラたちは伊藤さんの深層心理の刻印みたいなものなんだと思います。

一般的にキャラクターと呼ばれるものは一種のアイコンみたいなもので、形から内部を作り込んでいく印象ですが、それとは真逆なベクトルで生み出されているような。うまく説明できないですけど。

ついでに書いておくと、私的には如月愛さんの「まんまるくん」とか、ninko ouzouさんの「むすめ」も同じような印象です。

 

今回の展示のメインである50号サイズの絵をバックに記念写真を撮りました。

 

伊藤雅史(移動マッサージ)さんの40歳記念個展『SINCE 1978~Born in 1978 year old memorial festeival~』〜信濃町「アートコンプレックスセンター(ACT)」

伊藤さんの真骨頂は、やはりデカイ絵です。

一見すると支離滅裂なゴチャゴチャ感な色が飛び込んできますが、しばらく眺めていると絵の中から大きなフォルムが浮き上がってきます。そして、さらに近くで見ると細部のこだわりに感心させられます。

小さい絵はその辺が少し物足りなくて、キャラだけがポンと目立つ感じになってしまいます。かといって、大きな絵と同じように描き込むのは大変な作業ですから仕方ないところでしょうね。もちろんそっちの方が好きな人もいらっしゃるでしょうし、悪いって話ではありません。

勝手なことを一気書きしてしまいました。最初に「50歳記念を日本武道館、還暦記念には東京ドーム」というコメントを紹介しましたが、デカければデカイほどポテンシャルの凄さを発揮できる作家さんだと思うので、今後のさらなる活躍に期待したいです。

そんな機会をハートで形にできたら最高ですね。

 

 

<参考>世界最古の壁画をヴェルナー・ヘルツォークの映像で

『世界最古の洞窟壁画 忘れられた夢の記憶』は、ドイツの映画監督ヴェルナー・ヘルツォークによる考古学ドキュメンタリー。世界最古とされるショーヴェ洞窟の貴重な映像を観ることができる。ちなみにラスコー洞窟の壁画は1万8000年前もの。ショーヴェ洞窟は3万6千年前といわれている。

 

 

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