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カフカの『城』 2015.8.9渋谷アップリンク公演

イントロダクション

『城』(しろ、Das Schloss)は、フランツ・カフカによる未完の長編小説。1922年執筆。とある寒村の城に雇われた測量士Kが、しかしいつまで経っても城の中に入ることができずに翻弄される様子を描いている。生前は発表されず、死後1926年にマックス・ブロートによって編集・公刊された。カフカの3つの長編小説『失踪者』『審判』『城』の中では最も成立時期が遅く、また最も長い作品である(「wikipedia」より)。

 

閉ざされた結界の中で不条理の嵐が吹き荒れる。その様子は現代人の疎外された姿を抉り出しているともいえる『城』。脚本は美術家のPainter kuro。昨年に上演された『愚者の沈黙』『遥か忘れじのナホトカ航路』に続いて3作目となります。演出は作曲家の清道 洋一。主演は元天井桟敷パンチョ目黒。さらに歌人、美術家、舞踊家、音楽家が登場。アート、文学、音楽、詩、パフォーマンスが融合する実験的な芝居です。

 

 

 

『城』 原作/フランツ・カフカ
演出/清道洋一(作曲家・演出家)

脚本/Painter kuro(美術家、脚本家)
●日時:

2015年8月9日(日)
1部 開演18:30(開場18:15)
2部 開演20:00(開場19:45)

●料金:
前売り2600円、当日3100円(共に1ドリンク込)

●会場:

渋谷アップリンク(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階)

渋谷アップリンクMAP

 

 

 

 

 

 

 

※MAPをクリックすると拡大します。

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キャスト

カフカの『城』 2015.8.9渋谷アップリンク公演 出演者■「城」
原作 フランツ・カフカ
演出 清道洋一(作曲家、演出家)
脚本 Painter kuro(美術家、脚本家)
構成 清道洋一
劇中詩 アレン・ギンズバーグ
劇中詩翻訳 ヤリタミサコ(ビート研究家、詩人、翻訳家)

<キャスト>
K.(土地測量技師):パンチョ目黒(元天井桟敷)
フリーダ:山口雪香(女優・作家・歌人)
劇中劇:和田清香

石を引きずり歩く女:如月 愛(美術家)

舞踊:万城目純
ストリートオルガン:今江望
ピアノ:河内春香

主催 渋谷アップリンク
制作協力 ハート・トゥ・アート

写真は稽古の様子。左からパンチョ目黒和田清香山口雪香

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プロフィール

パンチョ 目黒

元天井桟敷の怪優。現在は演出も手がけている。

 

山口 雪香

女優、作家、歌人。7月に世界で一番長いかもしれない自作自演の一人芝居『吸血鬼カーミラ』を表参道ラトゥリエにて、チェロの弾き語りで上演。ここ数年、ラトゥリエで定期的に、三味線弾き語り、チェロ弾き語りのパフォーマンスをしている。第一歌集『白鳥姫』(現代短歌社)小説『海の器』(港の人社)。

 

和田 清香

DPI・NGO国連クラシックライブ協会『音楽劇 赤毛のアン』、井上泰治監修『元禄ヨシワラ心中』、池谷雅夫作・演出『モグラのヒカリ』『学級会』などの舞台や、映像作品に出演。他にも六本木アートナイトでのスイッチ総研《六本木アートナイトスイッチ》出演や写真のアートモデルをしたりするなど、活動の場を拡げている。たべることが大すき。

 

如月愛

「時間と記憶の旅」をテーマに2010年より突如平面絵画を中心に創作、展示を始める。「VARGE ART FAIR NEW YORK 2011」「RED DOT ART FAIR 2013」
G2主催富士山クラブ後援「富士山を世界に」展(ベトナム、エストニア、ネパールなど)、個展art Truth(横浜)、K's Gallery(京橋)、彦坂尚嘉企画個展(藤沢)などに出展。最近はライブペインティング、音楽家とのコラボレーションも増え始めている。オリジナルキャラクターブランド(kisai)も並行して活動ししている。昨年は『愚者の沈黙』+劇中劇の音楽を担当した。

 

万城目 純

確固とした自身の価値観を軸に据え、アートワークやシアターワークで多種多様な表現を探求している。活動フィールドは非常に幅広く、既成概念に囚われることなく映像・美術・演出・身体表現と多岐に及び、独自の理論に基づく作品を精力的に制作・発表し続けている。

 

今江 望

大手メーカーにてハードウェア設計に携わる。子供の頃からの工作好きと音楽好きが高じ,自動演奏楽器としてのストリートオルガンに着目,「芥川也寸志生誕90年記念演奏会」で「鬼畜」のメインタイトルを演奏し,絶賛された。

 

河内 春香

東京音楽大学大学院後期博士課程(音楽学)在学中。これまでにピアノを山本百合子、野上登志子、水本雄三、草川宣雄の各氏に師事。現在、日本人作曲家に関する研究およびアンサンブルを中心とした演奏活動を行っている。

 

清道 洋一

長野市出身。劇団の座付き作曲家,演出助手,構成作家として39の舞台作品の音楽を手掛ける。これまでに,土肥泰,三善晃,眞鍋理一郎,今井重幸の各氏に指導を受ける。日本作曲家協議会会員。東京博物研究所代表。

 

Painter kuro

美術家で、脚本家。渋谷アップリンクで不定期の公演。ライブペイントは桜井芳樹さんや、坂本弘道さん、メルテンさんなどと。時代劇監督井上泰治監督の舞台ロビー展示。舞台美術はニールサイモン「映画に出たい!」など。8/9(日)渋谷アップリンク舞台「城」(原作カフカ)の脚本。9 月第12回ヴィジュアル・ポエジィ・パリ展参加。

 

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チケット

前売¥2,600/当日¥3,100(共に1ドリンク込) 

★全席自由席
★当日は混雑が予想されます。開演15分前までにご来場ください。

 

<申し込み・予約先>

チケットの申し込み、予約は下記のでお願いいたします。

★専用サイトより予約

1部 開演18:30(開場18:15)
https://ssl.form-mailer.jp/fms/46561818369468
※1部は上記サイトよりお申し込みください。

2部 開演20:00(開場19:45)
https://ssl.form-mailer.jp/fms/2c087817369473
※2部は上記サイトよりお申し込みください。

 

★facebookイベントページより予約

「参加予定」をクリックしていただければ、こちらから時間などをお問い合わせいたします。

facebookイベントページ:カフカの『城』 2015.8.9渋谷アップリンク公演

 

 

★渋谷アップリンクより予約

リンク先よりご購入ください。

 

★出演者&関係者より予約

直接、出演者&関係者にご連絡していただいてもかまいません。

 

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フランツ・カフカ

フランツ・カフカ(Franz Kafka, 1883年7月3日 - 1924年6月3日)は、出生地に即せば現在のチェコ出身のドイツ語作家。プラハのユダヤ人の家庭に生まれ、法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆、どこかユーモラスで浮ついたような孤独感と不安の横溢する、夢の世界を想起させる[1]ような独特の小説作品を残した。その著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成り、純粋な創作はその少なからぬ点数が未完であることで知られている。


生前は『変身』など数冊の著書がごく限られた範囲で知られるのみだったが、死後中絶された長編『審判』『城』『失踪者』を始めとする遺稿が友人マックス・ブロートによって発表されて再発見・再評価をうけ、特に実存主義的見地から注目されたことによって世界的なブームとなった。

 

カフカの三つの長編小説『失踪者』『審判』『城』はいずれも未完に終わっており生前には発表されていない。最も成立時期の遅い『城』は1922年、カフカが結核のため療養していた時期に執筆されている。この作品の主人公はKという匿名的な記号で表される測量士であり、彼はとある田舎の城に招かれて村にやってくるが、しかし城の役人に振り回されるばかりでいつまで経っても城に近づくことができない。長編作品ではいずれも罪と罰、息子の反抗と父の勝利、法に対する違反と追放、死の孤独といった共通するモチーフを持っており、死後カフカの作品を刊行したマックス・ブロートはその内容からこれを「孤独の三部作」と呼んだが、カフカ自身もそれに近いことを日記や手紙に記していた(「wikipedia」より)。


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メッセージ(text by ハート・トゥ・アート 渡辺)

美術家が芝居を手がけることについて、様々な意見はあるかもしれません。しかし、意欲的に表現の幅を広げ、リスクを省みずに可能性を切り拓こうとしているkuroさんの存在は、とても貴重だと考えています。

 

今回の主演は、元天井桟敷のパンチョ目黒氏。天井桟敷の初期から寺山修司氏と関わり、濃密な時間を過ごしてきた目黒氏は、「怪優」として謳われた存在でした。目黒氏と接する度に伝わってくる温厚な人柄、内に秘めた男気の強さは、非常に魅力的で、きっと寺山氏の「純粋で、真っ直ぐな部分」を受け継いできているんだろうなぁ。。。と感じさせられます。

 

劇中ではストリートオルガンや生ピアノの演奏も行われます。演出を手がける清道さんならではの人脈で繰り広げられる本格的な演奏も今回の大きな目玉となります。

 

「アート」、「文学」、「音楽」、「詩」、「舞踊」といった異ジャンルの表現者たちが交わり、いったいどのような作品が生み出されていくのか・・・実験的なコラボレーションが非常に楽しみな舞台です。


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