高円寺発! 地域密着型アートフリマイベントの先駆け的存在です

『竹夢物語〜第四章〜』報告

展示詳細

「白」をテーマに制作を続けている美術家・関 仁慈と服飾家・大阪阿部服J.K.が、お互いの「白」をクロスさせる二人展です。

 

タイトルは『En commençant par la fin du blanc  白の終わりと始まり』。制作を続ける過程の中で、「白に行き着いた作家」と「白からスタートさせた作家」がお互いの「白」を意識しながら作品を交差させます。二人が「つぎへの白」へと発展していく何かを感じとっていただける展示になることでしょう。

 

また、今回は単なる二人展ではなく、演出家の久世孝臣の協力により、展示に関連した「白に関連する行為」をギャラリーの一角や周辺で行います。「白」をテーマに、言葉などを使いながら、メインの二人の作家とは違った視点から「白」を膨らませていきます。

 

会期後半の夜にはナイトイベントも行います。日替わりで個性的な女性たちが登場します。出演するのは、ninko ouzou(7/2)、かものなつみ(7/3)、レンカ(7/4)の3名。二人が創り上げた「白空間」に刺激的な彩りを添えてくれます。

 

この企画は、「ハート・トゥ・アート企画〜エコーズ(絵交図)11」として行われます。絵交図というタイトルにふさわしい形で今回の展示を迎えることができ、主宰者としても非常にワクワクしています。

 

『En commençant par la fin du blanc  白の終わりと始まり』
 美術家・関 仁慈 × 服飾家・大阪阿部服J.K. 2人展
●日時:

2015年6月29日(月)〜7月4日(土)
12:00〜19:00(6月29日〜7月1日/制作・展示)
※7月2〜4日は18時まで

●ナイトイベント(7月2日〜7月4日):
19:00〜21:00(開場18:30/予定)
※ナイトイベントは有料
(1500円〜・1ドリンク付/終了後、交流会)   

●会場:

K392ギャラリー(中央区京橋3-9-2プラザ京橋ビル1F ※K'sギャラリーの入ったビルの1F)

エコーズ11 ギャラリーMAP

 

 

 

 

 

※MAPをクリックすると拡大します。

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3夜連続ナイトイベント

エコーズ(絵交図)11 ナイトイベント会期後半の夜に企画されているナイトイベント。出演してくださるのはジャンルもさまざまな個性的な女性アーティスト3名です。

 

写真は左からレンカ(踊り)かものなつみ(天使で 妖精で お姫さま)ninko ouzou(えがきびと)

 

それぞれが血肉にしてきた経験を「白い空間」の中でどのように発揮するのか、そして、彼女たちを触媒にして関 仁慈 ・大阪阿部服J.K.がどのような世界が繰り広げのか、非常に楽しみにしています。

 

今回の参加にあたり、それぞれにコメントをいただいているので紹介いたします。

 

 

7月2日(木)出演

ninko ouzou(えがきびと)

『はじめての「ハート・トゥ・アート」企画に(いよいよ?)参加させていただく事になり、主宰の渡辺さんが引き合わせてくれた作家さんとどんな表現反応を起こせるか...とても楽しみです』

facebookイベントページ:ninko ouzou登場!「3夜連続ナイトイベント1st」

 

 

7月3日(金)出演

かものなつみ(天使で 妖精で お姫さま)

『がんばります!』

facebookイベントページ:かものなつみ登場!「3夜連続ナイトイベント2nd」

 

 

7月4日(土)出演

レンカ(踊り)

『10年以上前に参加したハート・トゥ・アートにて、初めて人前で震えながらパフォーマンスした時の記憶を、身体で思い返してみたい』

facebookイベントページ:レンカ登場!「3夜連続ナイトイベント3rd」

 

 

『En commençant par la fin du blanc  白の終わりと始まり』
 美術家・関 仁慈 × 服飾家・大阪阿部服J.K. 2人展
●日時:2015年6月29日(月)〜7月4日(土)
   12:00〜19:00(6月29日〜7月1日/制作・展示)
   ※7月2〜4日は18時まで

●ナイトイベント(7月2日〜7月4日)
   19:00〜21:00(開場18:45/予定)
   ※ナイトイベントは有料
   (7/2:2000円&7/3・4:1500円  ※1ドリンク付/終了後、交流会)  
 

●会場:K392ギャラリー(中央区京橋3-9-2プラザ京橋ビル1F)

 

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作家プロフィール(関 仁慈・大阪阿部服J.K.・久世孝臣)

関 仁慈(せき ひとし/美術家)

“シンプルなものの中にこそ、本質的な奥深さがある”というテーマのもと作品制作している。

<個展>
2015.2 関仁慈展 K's Gallery(東京)
2014.5 『不文律』 唐変木(東京)
2012.11 『形成への視展』 K's Gallery(東京)
2011.3 『形成への視展』 PNB-1253(埼玉)
2010.10 『形成への視展』 MUSEE F(東京)
2009.7 『人工の森』展 Plaza Gallery(東京)
2009.2 『森と素』展 PNB-1253(埼玉)
2007.9 『空気』展 蕎麦処 卓(神戸)
2005.8 関仁慈展 K's Gallery(東京)
2004.7 『FlowerBirdWindMoon』 GALLERY PLATFORM STUDIO(東京)
2004.11 『あいまいなひかり』 Le marchand de sable(PARIS)
2002.9 『形成への視展』 GALLERY PLATFORM STUDIO(東京)


<グループ展・イベント>
2006年から各年 未来抽象芸術展 全労済ホール/スペース・ゼロ
2010.5 舞台「餓えた水」美術担当
2009.7 大雨雷洪水警報2 Plaza Gallery
2008.11 ReportExhibition2008 横浜ZAIM
2007.4 はるのみなとvol.2 PoRTe LibRE
2005.12 ギリギリ展 K's Gallery
2005.11 シラセ/has展 表参道画廊
2005.1 ARTCOLLECTION2005 Steps Gallery(Australia)
2004.2 Allumage<Lesjeune> K's Gallery
2004.11 TokyoechangeParis展 Le marchand de sable(PARIS)

その他多数

<ハート・トゥ・アート主宰/渡辺のコメント>

関さんは第2回高円寺『ハート・トゥ・アート』に参加してくださった作家さんです。当時は情熱がほとばしるような色使いで作品を制作していました。その後は個展だけではなく、グループ展にも多数参加、さらにTADASUKEさん布施新吾さんという先輩現代美術家と共に「Trois Couleurs(トゥワ・クル〜ル)」というユニットを結成し活躍中。「白」をテーマにした作品世界は非常に奥深いもので、仏教や哲学の教えにも通ずるものを感じさせてくれます。

 

 

大阪阿部服J.K.(おおさかあべふくジェイケイ/服飾家)

1998年から活動開始。活動初期は、販売を主にして活動を展開。1999年に椎名林檎さんという表現者に触発を受けて、自身の作風に変化が訪れる。

2000年以降、人の過去、現在、未来を意識した一点物の服を、互いの情念を練り込んでの制作、また自身の表現手段の核として、人の生き方や、物語に照準を合わせた服の制作実演をイベントやショーなどで既存の形式に囚われずに展開、また、個展や、グループ展での作品展示の活動も展開し、現在に至る。

<ハート・トゥ・アート主宰/渡辺のコメント>

阿部さんは第4回高円寺『ハート・トゥ・アート』に参加してくれました。本番では服をその場で制作する形で来場者の注目を集めました。その後の『ハート・トゥ・アート』でも公園や高円寺駅前で精根尽き果てて意識を失うほどの強烈なパフォーマンスを披露。「生きる」ことを刹那的に追求する姿は求道者のような趣すら感じさせられます。名前に付けられた「J.K.」はJapanとKoriaのことを示しており、今後は活動拠点の幅を大阪やアジアへと広げていこうと意欲に燃えています。

 

 

久世孝臣(くぜ たかおみ/演出家)

ナズ・ラヴィ・エ主催。演出家、脚本家。 舞台創作を中心に、カフェやギャラリー、野外などでの創作、コンテンポラリーダンサー、タップダンサー、バンドネオン奏者、ロックバンド、ピアニスト、日本画家、洋画家、現代アート作家など、他ジャンルとの場所を問わない境界線を超えた共同制作を得意とし、それぞれの良さを活かしつつ確固たる一つの世界を構築することに定評がある。

過去の脚本・演出作品 「孤独な絵肌、滑り込む音楽」「言葉の中で世界は踊り、踊る世界に歌があふれる」「しゃべる女」 「ビオトポス」 「パンドラ」

<ハート・トゥ・アート主宰/渡辺のコメント>

久世さん(下写真右手)と知り合ったのは、ハート・トゥ・アートの音楽企画『竹夢物語』に万城目純さんの紹介で参加してくれたことがきっかけです。物事を俯瞰して見ながら、目的に合わせた手段を理知的に考え、関係する人の魅力や力量を把握しながら臨機応変に対処できるクレバーな演出家だと感じています。手がけている作品世界も難解な部分はありながらも、心地良い余韻を与えてくれるものです。今回は展示タイトルと同様に『白の終わりと始まり』と題した言葉や行為などを作品に昇華する形で参加。彼なりの「白」を掘り下げてくれることでしょう。

大阪阿部服J.K.  久世孝臣

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ゲストプロフィール(ninko ouzou・かものなつみ・レンカ)

ninko ouzou(にんこ おうぞう/えがきびと -Egakibito-)

愛知県生まれ 東京都在住女性(少女)、キャラクターをモチーフ。 時に抽象的。 主にアクリル画にて現代に映し出される情景等を表現している。 流してしまいがちな人間の感情を生きる為の表現として産み落とし、 それらを紡いでいき、活きる事へと繋げていく。 愛すべき大切な闘いの軌跡としての表現。

□ Blog : http://ameblo.jp/ninkoouzou/

□ Twitter : https://twitter.com/ninkoouzou

□ FaceBook : http://www.facebook.com/ninkoouzou.kemozou

 

近年では様々な表現者(ストリッパー、写真家、ミュージシャン、華道家等)とのコラボレーション、ライブペイント、パフォーマンスなども積極的におこない、表現の世界を広げている。

またアートパフォーマンスユニット「I.M.O」のメンバーとしても活動中。 ☆I.M.O. 写真家・岩切等(I)、踊り子・牧瀬茜(M)、えがきびと・ninko ouzou(O)によるアートパフォーマンスユニット。 2011年から断片的に動きだし、2012年の夏に長野県白馬の大自然の中で本格的に活動を始める。 2013年はライブを中心に活動。様々な場所で、また様々なテーマを掲げて、そして様々なミュージシャンや表現者とのセッションの中でショーを創っている。 リーダー岩切等が紡ぎ出す映像の世界の中で、牧瀬茜とninko ouzouが心と身体を絡ませる。 踊り子の肌に描き出されていくえがきびとの世界は、 やがて踊り子の身体に染み込んでゆき、新しい生命体となって踊りだす。

□ FaceBook : http://www.facebook.com/iwakiri.makise.ouzou

□ホームページ:http://imo.doorblog.jp/

 

<今後の予定:(詳しくはブログをご覧ください)>

□I.M.O. + Kiyoshi Fujikawa Special Show「Eat a RED Before the RAIN」 2015/5/30(sat) 浅草鈴楼にて http://ameblo.jp/ninkoouzou/entry-12016117788.html 終了 

□「みちづれ」四本脚の顔ちゃんと トリビュート展 2015年6月19日(金)〜 7月1日(水) 高円寺 ぽたかふぇ。にて ゲスト作家にて参加 http://www.vesicapisis.com/kaochanpota.html

□第1回「I LOVE 地球展~ネパール編~」会期 6/27(土曜)~7/5(日)※水曜定休 12~20時/最終日のみ18時終了 ドラードギャラリーにて

□I.M.O. Special Show 2015/10/16(fri) The Artcomplex Center of Tokyo 地下ホールにて

□2015’ninko ouzou個展 2015/10/20(tue)-10/25(sun) The Artcomplex Center of Tokyoにて

ninko ouzou

 

<ハート・トゥ・アート主宰/渡辺のコメント>

ouzouさんの存在を知ったのは10数年前。この作家さんと接点を持ってしまったら、自分の価値観が狂ってしまいそうで、ずっと意識的に避けてきました・・・が、人生はわからないものですね。今回の企画に快く参加してくださるouzouさんに大変感謝しています。

 

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エコーズ(絵交図)11 ナイトイベントかものなつみ(天使で 妖精で お姫さま)

あいどる。しねしねグッズのひと。23さい。 おんなのこ。

□ Blog : http://ameblo.jp/kamononatsumi/

□ Twitter : https://twitter.com/fancynatsumi

 

<今後の予定:(詳しくはブログをご覧ください)>

6月7日(日)
「かものなつみ あたふたあふたーばーすでーしゅさい」

会場:池袋Adm  開場18:00 / 開演18:30
前売3000円 / 当日3000円 女性入場料無料 D代別

しゅやく:かものなつみ
げすと:羅生悶、東京秘密ラジオ、中出し少年、ドリルパープル、清水舞美、山名純、ぶすぶりっこ、ヒオキタマオ、Trois Couleurs
DJ:メルへン総長
おみせ:ITAZURA高円寺

 

<ハート・トゥ・アート主宰/渡辺のコメント>

かものなつみさんは地下アイドルとして活躍されています。自分の中に湧き上がったものを躊躇なくストレートに表現するので、アイドルイベントでは常に異彩を放っているようです。本人はまったく意識していないようですが、表現者として必ずぶち当たるであろう「壁」みたいなものを、いとも簡単に突き抜けていく魅力を持っています。最近では、ヴィレッジバンガードで販売中の「しねしねグッズ」が好評だそうです.

ヴィレッジバンガードサイト→ http://vvstore.jp/feature/detail/5119/;jsessionid=B0C95B4CB54D7F0C08732C7E0E4C117E.web03

 

 

レンカ(踊り)

2003年『少女裁判』大阪阿部服×高橋ヨーカイ×レンカ (第6回 高円寺Heart to ART)にて初パフォーマンス。その時に体験した音色を「絵を描くような音」と感じ、2004年エフェクター類を使用したノイズ演奏・ギター演奏を開始。様々なユニットやバンドで活動を行う。
その傍ら写真・映像作品のモデル、ボディペイントでのパフォーマンスなども行いながら、2006年にかけてじょじょに音を出すことから身体を動かしてゆくことへとシフトしてゆき、自然と踊りとしての身体表現を行うようになる。2009年ギタリストにらとの即興ユニット『異形人 (いぎょうじん)』始動、真白い身体で踊りはじめる。以降、様々なミュージシャン・舞踏家・ダンサーとライブや舞台で共演しながら現在に至る。

2009年『おわりはじまり』レンカ+アベマサハル (主に布を使った即興制作&身体パフォーマンスによる展示)
2012年 舞踏団トンデ空静「21世紀ラララ」(水と大地の芸術祭2012)、野外公演「谷蟇」(大地の芸術祭2012 “さとまつり”) 参加。同年ひとり踊る作品 『赤びこ』発表。
2013年 Tokyo Diamond Dance『深海~SHIN-KAI~』参加。
2014年 舞踏団トンデ空静『よほろ~養老舞踏バラエティショウ!!~』(中房国際芸術祭いちはらアート×ミックス2014)参加。同年8月 ひとり踊る作品『にこげ』発表、Tokyo Diamond Dance『linbo~死ねない森~』(原始感覚美術祭2014 水のうたがき) 参加。
2015年3月 初の舞台作演出作品『ハダアシの殻』など。

 

<今後の予定>

□5月29日(金) 八丁堀 七針  終了
カムラアツコ (vo) 吉良憲一 (bass) 平口美雨 (dance) 文月若 (dance) レンカ (dance)
開場19:00/開演19:20 ご予約1300円/当日1500円

□6月13日(土) 『それぞれの時間』ダンスアンソロジー vol.4 
出演:レンカ+加藤千晴
開場:19時15分/開演19時30分〜20時30分 料金1000円
会場:六本木「ストライプハウスギャラリー

□6月16日(火) 中空のデッサンvol.85『ドガの踊り子たち』  
出演:Ninni Morgia (eg)、橋本英樹(tp)、鈴木放屁(ts)、森順治 (as, b-cl, fl)、浅井祐一(trombone)、Maresuke(contrabass)、藤巻鉄郎(perc)、Margatica(dance) 、レンカ(dance)
開演:19時30分〜 料金1500円
会場:マニeカフェ(八王子市中町3-2)

 

<ハート・トゥ・アート主宰/渡辺のコメント>

当時、女子高生だったレンカさんが、いまでは立派な表現者として成長して活動されていることを知り、驚きと共に大きな喜びを感じています。非常に感慨深いです。本番がいまから楽しみでなりません。

 

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白について

今回の展示は、美術家・関 仁慈と服飾家・大阪阿部服J.K.の二人展ですが、それに加えて演出家・脚本家の久世孝臣が加わってもらっています。別視点から「白」を考察し、彼の思索を言葉という形で作品としてまとめてもらいました。会期がスタートするまでに、何回かにわけて公開していきます。どうぞこちらのリンク(もしくは下の画像)をクリックして進んでください。そして「白」について考えてもらいたいです。

久世孝臣  『白の終わりと始まり』  エコーズ(絵交図)11

 

 

また、今回の展示にあたり、いろいろな方々に「白」について話をうかがったり、雑学的なことも調べています。順次ご紹介していきます。

 

 

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エコーズとは

エコーズ(echords)とは、「echo(共鳴)」と「chord(心の琴線)」を組み合わせた造語です。漢字では「絵交図(絵が交わって生まれる様)」と書きます。

作家同士が、そして作品と空間が交わることで共鳴し、さらに新たな人たちと接することで何かが増幅されていくことを願った試みです。

 

 

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